6月3日に告示された静岡県知事選挙も本日(6月19日)が最終日、そして明日は言うまでもなく投票日です。
※街頭演説後に有権者の方と自撮りする川勝知事(2021年6月6日草薙駅南口)
今後4年間の静岡県の運営をどうするか選択するのが今回の県知事選挙ですので、有権者の皆さんには自分の将来の為にも、是非とも投票に行って頂きたく思います(もちろん、私は川勝知事への投票をおススメします!)。
中には、自分が投票に行っても結果は同じと考える方がいるかもしれません。最近の選挙では投票率が50%を下回ることが残念ながら多いわけですが、逆に言えば、投票しなかった方が実際の結果と違う投票をしていたら、結果は変わっていたわけです。メディアが色々と報道している選挙情勢に惑わされることなく、自分の信念を是非、投票という形で示して頂ければと思います。
※期日前投票で川勝知事に1票入れてきました(6月19日葵区役所にて。駿河区や清水区にお住まいの方も投票できますので便利です)。
曖昧に言われることが多い人口減少対策
さて、よく分かっているようで曖昧に使われることが多いのが「人口減少対策」という言葉です。人口減少対策、つまり、人口問題への対策には二つの意味があります。一つは、人口減少を止めるための対策、つまり「人口減少防止策」、もう一つは、人口減少が進んでも対応できる社会をつくるための対策、つまり「人口減少適応策」です。「人口減少対策」というと、一般的には「人口減少防止策」を意味することが多いですが、「人口減少適応策」の意味が含まれている場合もよくあり、意味を明確にした上で議論する必要があると考えています。
何故なら、意味によって問題認識が違ってくるはずだからです。「人口減少防止策」の意味で人口減少対策を語る場合には、「人口減少が進むと問題だ」という考えのもとに話しているはずです。一方、「人口減少適応策」の意味で人口減少対策を語る場合には、「人口減少は(暫くは)止まらないから、人口減少が進んでも適応できる社会をつくろう」という考えがあろうかと思います。
人口減少に適応できる社会がつくれるのであれば、人口減少自体は問題にならないことになります。一方、人口減少に適応できる社会をつくることはできない、難しいと考えるからこそ、人口減少を何とかして止めようと主張されているはずです。
人口減少を止めることが現実的に可能であれば、そのために全力をあげることも選択肢としてありうるでしょう。しかし、これまでも何度も述べてきましたが、将来人口推計が示すように、近い将来に人口減少を止めることはまず不可能です。
※「『日本の将来人口推計(平成29年推計)』国立社会保障・人口問題研究所13ページ」
ですので、可能な人口減少適応策を考え実行することが実は現実的なのです。私が「新発想でつくろう。豊かな人口減少社会」と言うのはそうした考えからです。県議会でも何度も訴えてきましたが、川勝知事には、是非とも、人口減少適応策を実行に移して頂きたく思います!
お読み下さり、ありがとうございます。