現在、2月議会が開会中です。中心の議案はやはり来年度予算案です。
今回の予算案で特に注目していましたのは、昨年の6月議会、12月議会で、改革を後押しするために財政支援を拡充すべきと主張した、県立大学に関する予算です。
来年度予算案の編成に当たっては、川勝知事にも直接、同様の提言・要請を改めてしました。しかし、来年度の当初予算案においては、私が主張していた効率化係数の廃止に向けた調整が間に合わず、引き続き、前年度から1%の減額となっています。
ただ、川勝知事や担当課長は、大学と財政当局との調整が出来れば、来年度途中で、効率化係数を廃止するとともに、補正予算を組むなどして、効率化係数による減額分の補填等を行なうと非公式ながら私に説明していました。
そして本日(2月25日)、漸く正式に効率化係数を廃止する等の説明を受けました。
来年度の当初予算案に間に合わなかったのは残念ですが、多くの公立大学で引き続き効率化係数による運営費交付金の減額が毎年行われている状況を考えれば、今回の決定には一定の評価をしたいと思います。
ただ、実際にどれ位の交付金が補填されるかは未定です。評価委員会による判断によって決まるようですが、取り組みによる成果は、直ぐに出るものもあれば、何年もしなければ成果として現れないものもあります。また、これまでの効率化係数による毎年の減額の影響を考えれば、相当の補填を検討すべきではないかと考えます。更に、事務局職員の過半数を非正規雇用の方々が占めているという状況を改善するためにも、据え置きとなっている人件費の増額も実施すべきと考えています。
そうした点について十分配慮するように課長には伝えました。また、評価委員会による評価も、必ずしも、県立大が抱えている構造的な課題まで踏み込めていないように感じています。何とか、4月の選挙を乗り越え、こうした問題について引き続き取り組みたいと思っています。
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